2016年05月26日

パネライの緩急針リング分離!ご返却\(◎o◎)/!


おはようございます!

先日お預かりしておりました、パネライ・マリーナの修理のご依頼でした。

落下させて以来、動作しなくなったとのお悩みでした。


内部を見てみますと、心臓部分であるテンプの精度を司る緩急針のリングが本体から分離してしまっています!

これでは動かないの当然です。。。(;'∀')


DSC_9932.JPG


このように緩急針からリングが外れるなんて、今までに2回くらいしか見たことがありませんね。

普通はこのように外れてしまうことなどないのですが。。。


このようになってしまうと、精度にかかわる心臓部であるヒゲゼンマイも変形してしまっている可能性もあります。

この場合は分解掃除や手直しだけでは直すことが出来ず、テンプ一式の交換が必要なのですが。。


また、ガラスも欠けていて湿気ももろに内部に入り込んでいる状態なので、こちらも交換のご依頼を受けているのと、その他にパネライ特有の大型リューズガードの緩みと、チューブの交換も必要でした。

ただ、これらすべてを交換する場合、部品屋さんから連絡で、目玉が出そうなくらい高額でした!\(◎o◎)/!

通常のオメガやロレックスのお代金の3倍近くかかってしまうという、これまでで2,3番目くらいの高い修理費用になる可能性がありました。


いくらなんでもかかりすぎのため、お客様にご連絡して、一旦お返しすることに致しました。

パネライはオーバーホールのみならお代金はそれほどしませんが、部品を入荷させるとなると、部位に依るでしょうが高すぎですね。

まあ、今回は緩急針分離とヒゲゼンマイの痛みの懸念より、テンプ一式の交換ですので、高額になるのも致し方ないかと思いますが、想像を超えていました(汗)

これほどの部品の多数傷み、それもテンプ等脱進機などの珍しい&貴重な部位の破損及び交換を要する場合は、モノによってはパネライさん本社に直に出された方が良い場合もあるかもしれませんね。


一度、お客様にはよくお考えいただきたいと思います。
posted by あさちゃん at 10:07| 富山 ☁| 直せないもの | 更新情報をチェックする