2017年05月20日

美品だけど、やはり瑕疵あり。セイコーシャ1週間巻き柱時計。修理中★

おはようございます!

一週間巻きのゼンマイ式柱時計。

父に修理を担当してもらっています!

いつもは一週間巻き柱時計は受付していないのですが、先日腕時計の修理もお預かりしたこともあり、今回は特別にお預かりしました。
ありがとうございました。


現在修理中ですが、やはり一週間巻きともなると、かなりトラブルをたくさん抱えているようです。

このゼンマイ式のムーブメントはかなり美品なのですが、やはり経年の擦り減りが多いですね。

①まず、歯車の伝達の心臓部分ともいえる、ガンギ車・アンクルの食い合いがあまい。
 セイコーシャのこの一週間ムーブにはよくある症状ですが、経年使用により、上の部品がすり減っていたり、ズレていたりします。分解掃除と、食い合い調整。


②音打ちが、鳴る時と鳴らない時がある。
 タイミングを計るカマを抑える部品を固定するバネが変形しています。
 折れやすいので、慎重に修正。

③これが一番厄介なのですが、セイコーシャのムーブの裏側にある精度調整アームが、
振り子を振っていると勝手にズレて行ってしまいます!

ここは正確な時間を刻むためには、しっかり固定されていなければならず、これは致命的です!
一応、固定の方策は試していますが、これでしばらく様子を見て、時刻の進みが許容範囲内であればよいのですが。

しばらくは運転試験と、トライ&エラーの調整を繰り返します。



これだけ美品のムーブメントでも、やはり一週間巻きでは相当な見えるダメージ、見えないダメージがあるようですね。


やはり次回からは、ゼンマイ式の一週間巻き柱時計は積極的は修理は受付けないようにしようと思います。

もちろん、今回も最後までしっかりと頑張ります!



DSC_6460.JPG
posted by あさちゃん at 10:19| 富山 | 時計修理の実践編 | 更新情報をチェックする